精米技術

 玄米を白米(精米)にするために「精米機」というものがあります。

 この精米機の補助的な役割を果たすためにつぎのような機械があります。

  • 石抜き機:どんなに選別された玄米にも石などの異物が混入していることがありますので、精米機にかける前にそれらを取り除く作業をします。この機械は精米工程前には必須のものです。

  • 色彩選別機:精米機による加工後の精米にたまに褐色とか黒色に色づいた精米粒が見られることがあります。これは被害粒と呼ばれるもので、稲の成育中に発生し外観的に見劣りする印象があります。この他にも雑穀の入っていることもあります。これらの混入は商品として精米の外観価値を下げることからこの機械を備え付ける精米業者もありますが、上の石抜き機ほど必須のものではありません。食味に関わりの少ない割には高価な機械です。

  • セレクタ−:精米機通過中の米粒には相当の圧力がかかるために破砕粒(くず米)が生じることがあります。この「くず米」が多いと米飯が水っぽくなり、食味がおちます。これを除去するための機械がセレクタ−です。

    必須度から云うと「石抜き機」→「セレクタ−」→「色彩選別機」ということになると思います。
  •  本題の精米技術ということになります。精米工程は初期段階では研削によって米粒の表面に凸凹の傷をつけ、さらに適当な「負荷」をかけながら糠をはぎとるという操作です。この工程中に摩擦によって熱を発生しますが、この発熱がひどいと米の食味を下げてしまいます。
     この「負荷」の調整と精米「速度」の加減がお米の食味に一番影響を与えますので、
    丁寧にゆっくりと精米する技術が求められます。

     今、はやりのコイン精米機。
    「速くて」「きれい」は大丈夫なのかな?確かに速く精米出来て、仕上がりも見た目は綺麗ですが、速さによる過熱で食味を低下させ、見た目の仕上がりのために米粒の表面に集積している米の「うまみ」を削り落としているような気がします。

    アア、もったいないナア。