イプセン

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 ルネサンス97  
 ほぼ百年前、イプセン夫妻は、「ノルウェー女権同盟」の祝賀会に招かれた。この折、イプセンはスピーチで、こう語る。「私には、いつもわが国を進歩させ、人民により高い基準を与えるという宿題がありました。これを成し遂げるには、二つの要素の協力が必要です」(『イプセンの手紙』原千代海編訳、未来社)  
 その二つの要素とは何か。「修養」と「訓練」である。「自分をつくる」ことと、しっかり何かを「身につける」ことともいえよう。そして、たゆみない努力によって、人々をこの「修養」と「訓練」に導く存在こそ、「母親たち」であると、イプセンは強調する。イプセンは、スピーチをこう結んだ。「人間の問題を解決するのは、女性たちです」「ありがとう!女権同盟に乾杯!」(同)。    

 


 

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