アンナと王様




  映画「アンナと王様」

  1956年のミュージカル映画「王様と私」をリメーク。イギリスからシャム(タイ)に家庭教師として招かれた未亡人アンナは、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。

 タイ国内では撮影禁止になり、マレーシアのゴルフ場に宮殿・寺院のセットを建てて撮影したという。

  一昨年にタイへ旅行し、たまたま「アンナと王様」の話になったとき、若いガイドさんが、あの映画はタイの王室の姿を正しく伝えていないと強く主張していた。そして映画「スリヨータイ」を見てくださいと言っていた。日本を描くハリウッド映画に「何、それ」との違和感を抱く日本人の気持ちに通じるのか。

 

 出演: ジョディ・フォスター(アンナ)

     チョウ・ユンファ(モンクット王)

 


後日談

 アンナはシャムを離れて帰国後、カナダに渡り、シャムでの滞在を『シャム宮廷生活物語』(1873)で描いた。アメリカで脚本化され、ロングランの映画や演劇となった。国王モンクットはアンナ帰国後まもなく亡くなり、皇太子が15歳で後を継いだ。アンナの息子のルイは成長後シャムに戻り、新国王チュラロンコーンの側近となった。