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インドへの道
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1984 イギリス
監督 デヴィッド・リーン
主演 クジュディ・デイヴィス 、 ヴィクター・バナルジー 、 ペギー・アシュクロフト、ジェームズ・フォックス
一度テレビでみたことがあり、かなり印象に残っていた映画である。今回はじめて監督がデビッド・リーンだったことがわかる。映像の美しさはさすがでした。インターネットのレビューなどを見ると、高い評価はあまりないようですが・・・。
植民地時代のインドを舞台に、インドに関心をもってやってくる二人のイギリス人女性・モア夫人(ペギー・アシュクロフト)と彼女の息子(インドで判事をする)の婚約者アデラ(ジュディ・デイヴィス)、彼女たちと知り合い交流を深める誠実なインド人医師アジズ(ヴィクター・バナルジ)、その友人となるイギリス人の大学教授フィールディング(ジェームズ・フォックス)、インド人の哲学者ゴドボリ(アレック・ギネス)、支配者として尊大な態度をとる現地イギリス人たち、等々。イギリス人と植民地インドとの関係を、こうした形で描くことができるんだ、と感心しながら見る。
アジズがさそったマラバー洞窟への旅行で、不気味な体験で気の動転してしまったアデラが思わぬ行動をとる。そして、そのためアジズが彼女に暴行したという容疑をかけられてしまい、裁判へと発展していく。それぞれの人物を的確に描きながら・・。
アレック・ギネス扮するインド人哲学者ゴドボリのセリフ。
ゴドボリ:「彼女はなぜインドに来たんだと思います?」
フィールディング:「ロニーと結婚するためだ」
ゴドボリ:「あるいは、アジズと洞窟に行くためか」
彼女がインドに来たのは、「(婚約者)ロニーと結婚する」という本人の意志を超えて、実は「洞窟に行くため」であった、というセリフが心に残る。
アジズの裁判は劇的な形ではなく、アデラが訴えが取り下げられるという形で終わる。(弁護士は「ガンジー」でネルーをやっていた人)。釈放されたアジズはフィールディングに、アデラやイギリス人に対する怒りをあらわにし、「もう英国人に用はない」という。
そして最後は、故郷を離れヒマラヤの山麓で診療所を開くアジズをフィールディングが訪れる場面。フィールディングと再会したアジズは、アデラへの怒りをすて、アデラへ手紙を送り、あなたの勇気に感謝するとの述べる場面で映画は終わる。
内容からすると、題名は「インドでの体験」ともいうべきか。