キングダム・オブ・ヘブン


2005年 アメリカ
監督: リドリー・スコット
出演: オーランド・ブルーム 、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートン

 

 人間性を否定する残虐・狂信のキリスト教徒たち、そのなかにあって、「おこないの正しさ」に従って行動する主人公のバリアン、そしてエルサレム王ボードワン4世など、それらの人々が対比的に描かれる。
 また異教徒に寛大で人間的な魅力をたたえたイスラム教徒として、サラディンやその部下も描かれている。

 第1回十字軍で建設されたエルサレム王国 ― 周囲のイスラム軍との戦いがつづくが、国王ボードワン4世はサラディンと和平協定を結び、キリスト教徒とイスラム教徒の共存を図る。

 しかしイェルサレム王国内部では支配層が対立し、好戦的な貴族のギー=ド=リュジャニンや領主のルノー=ド=シャティヨンはイスラム側を挑発する行為を重ねる。休戦協定を無視してイスラムの隊商を襲い、ついにはサラディンの妹を殺してしまう。

 ボードワン4世の死後、王の妹と結婚して新王となったギー=ド=リュジニャンはサラディンとの戦いに王国軍を率いて打って出るが、サラディンの術中にはまり王国軍は壊滅してしまう。そして、ギー=ド=リュジャニンとルノー=ド=シャティヨンは捕虜となる。

 サラディンは「王は王を殺さぬ。偉大な王のもとで何も学ばなかったのか」と言ってギー=ド=リュジャニンの命を助けるが、妹を殺したルノー=ド=シャティヨンを自らの手で処刑する。

 ギーを倒したサラディンは、バリアンが守るイルサレムを攻囲する・・・。
 最後の山場 ― エルサレム攻防戦が始まる。

 「最も聖なるものとは? 城壁か、モスクか、聖墓か・・・、それは誰のものだ? 誰のものでもない。君ら、皆のものだ!
 
We defend this city,not to protect these stones,but the people living within these walls, 」

 エルサレムの人々はバリアンの指揮のもと、力を合わせ、サラディン軍に立ち向かう。