恋におちたシェークスピア


1998年 アメリカ
監督 ジョン・マッデン
主演 ジョセフ・ファインズ、グウィネス・パルトロウ 


16世紀末のエリザベス朝の時代、

 人気作家のシェークスピアは劇場主の依頼でコメディーを書いているが、なかなか創作は思うにまかせない。そんなある日、演劇を心より愛する美しい女性ヴィオラと出会い、恋におちてしまう。しかしヴィオラには親が決めた婚約者ウェセックス卿がいた。許されない二人の愛。シェークスピアは彼女への愛をとおして、「ロミオとジュリエット」をつくりあげていく。

 最後に「ロミオとジュリエット」が演じられる場面。ロミオにシェークスピア、ジュリエットにウェッセクス卿との結婚式から逃げ出したヴィオラ。二人の恋と劇の悲劇的結末が折り重なる。演じ終わると場内はいっとき水をうったように静まりかえる、そしてそれにつづいて割れんばかりの拍手と大喝采。

 エリザベス女王の計らいで二人は罰はまぬかれるが、ヴィオラはシェークスピアと別れウェセックス卿とアメリカへいくことに。そして、最後にヴィオラと交わした言葉をもとに、シェークスピアが喜劇「十二夜」を書き始めるところで映画は終わる。

 映画の展開はコメディー風で面白い。エリザベス女王の皮肉やユーモアを込めたせりふも面白い。当時のロンドンの劇場や市井の人々の生活が良く描かれていて、その点でも勉強になった。