ウィンチェスター銃73


1950年 アメリカ
監督 アンソニー・ マン
主演 ジェームズ・スチュアート

 「ウィンチェスター銃73」は、中学生の時に難波の「南街シネマ」に一人で見に行った。「南街シネマ」は今でもあるのだろうか、とふと思う。映画館のホールにガラスケースに入ったウィンチェスター銃73のモデルガンが展示されていた。そのモデルガンに憧れ、親戚の印刷屋でアルバイトをし、稼いだお金で布施でウィンチェスター銃のプラモデルを買った。弾の連発はできないが、薬きょうのところに紙の火薬を貼りつけ、引き金を引くと紙火薬が破裂して音を出て、薬きょうからばねで弾が飛び出す仕組みになっていた。昔の思い出がよみがえる。

 今回あらためて「ウィンチェスター銃73」をみて、ロック・ハドソンやトニー・カーチスがチョイ役ででていたことを初めて知る。

 ジェームズ・スチュアートは第二次大戦に従軍、確か空軍の准将になったと思う。映画では西部劇のヒーローというよりは、一本気で誠実な人柄のガンマンを演じる。好きな俳優である。最初に登場するワイアット・アープは、ちょっと頼りなさそうな「おじさんアープ」。初めて観るタイプのワイアット・アープで味があった。これがヒーロー映画でないことを暗示させる。

 冒頭のダッジシティでの射撃大会、インディアンの襲撃をウィンチェスターの連発で撃退する場面、最後の決闘で弾丸が岩に凄まじくはねてジェームズ・スチュアートの頭をかすめる場面を今でもよく覚えている。懐かしかった、満足。