手延そうめん 揖保乃糸 って
手延そうめん揖保乃糸は兵庫県の西部にある播州地方のたつの市・姫路市・宍粟市・佐用郡の中の約600軒の生産者(兵庫県手延素麺協同組合組合員)が造っているそうめんの総称です。
手延そうめん揖保乃糸は約50gの1つ1つの把紙に生産者の番号が刻印されており、そのそうめんは誰が造ったかが解る仕組みになっています。把紙も製造年度により少しずつ替えております。
また、6把300g袋入りや18kg、9kgの荒木箱には生産者の名前や製造日も記入されております。
これらの情報により、誰が、何時、造ったそうめんかが解ります。
製造日毎に、そうめんのサンプル2束を賞味期限まで、製造した時の日報と共に保管し責任の所在を示します。
*生産者数 600軒がここ数年で500軒を切り、490軒あまりになった模様です 2009年(平成21年)4月現在
赤帯・黒帯
揖保乃糸には 大きく分けて 上級品 (赤帯)と特級品 (黒帯)とに区別します。上級品(赤帯)は10月から翌春まで生産する通常商品です。コンビ二やスーパーマーケットで袋物で売られてます。また「寒」の時期の商品は赤帯の進物品としてひろく販売しています。
特級品(黒帯)は寒くなってきた12月頃より、翌2月のいわゆる「寒」の時期につくるそうめんで、上級品より細く手間をかけたそうめんです。上級品のそうめんより、タンパク質が多く含まれた小麦粉を使い、細く縒っても延びのあるそうめんに仕上げます。特に高級進物品として喜ばれています。
新物 ・ 古 (ひね)物 ご存知ですか?
| 新物 : 前年10月から当年4月に造り、倉庫で半年以上寝かせ、当年春から夏に出荷します。今年 平成21年(2009年)の場合平成20年10月から平成21年4月までに造られたものです。平成20年度製品と表示 |
ひね物: 新物をさらに1年間以上寝かせ(熟成)たもの。今年 平成21年(2009年)の場合平成19年10月から平成20年4月までに製造したものです。平成19年度製品と表示 湿度や温度管理のきちんと行き届いた倉庫内で、麺内の酵素のはたらきで熱が生じ、油臭さがぬけ、麺がしまりコシが強くなります。1年かけてしっかりと熟成した「古」ひねと呼ばれます。 |
大ひね物: ひね物をもう1年寝かせたものです。3年もので製造から2年6ヶ月以上のものです。これ以上は商品としてはありません。今年 平成21年(2009年)の場合平成18年10月から平成19年4月までに製造したものです。平成18年度製品と表示 |
賞味期限 今年度(2009年)出荷分については 新物、ひね物、大ひね物かかわらず、平成22年(2010年)9月まで。 |
揖保乃糸の製法
手延そうめん揖保乃糸は、小麦粉に食塩水を加え、良くこねて麺の生地をつくり、これを
時間をかけて引き延ばし、1本のそうめんに仕上げていきます。播州地方に550年続く伝統的な
製法で作られます。
麺生地は、強引に一度に細く引き延ばそうとすると切れてしまいます。無理なく、縒りをかけながら、
延ばせる程度だけ引き延ばし、寝かし時間を十分とり、また延ばせるだけ延ばしてつくられます。
ねかしと延ばしの工程を繰り返して丹念につくられ、出来上がるまで2昼夜36時間を要します。 工場探険へ
揖保乃糸のおいしさの秘密
揖保乃糸を顕微鏡で見ると、小麦粉に含まれるたんぱく質であるグルテン繊維が緻密に配列し、グルテンがでんぷん質を包み込みます。これは、手延そうめん製法の特徴である、ねかしと縒りをかけながら延ばしの繰り返しの結果、得られるものです。このグルテン繊維の緻密な構造が手延そうめん「揖保之糸」のおいしい秘密です。
揖保乃糸の、茹でのびにくく、滑らかで柔らかいが、コシがあって歯切れがよい食感は機械製そうめんや手打ち、パスタなどの製法では得られず、長年にわたって高い評価をいただいています。
揖保乃糸の品質管理
600軒の生産者によって作られる揖保乃糸は、兵庫県手延素麺協同組合の厳しい管理のもとで規格統一、品質向上に努めています。
揖保乃糸は、兵庫県手延素麺協同組合の徹底した品質管理をうけたそうめんを、特約店を通じて消費者の皆様のお手元へお届けするという販売システムをとっています。厳しい検査に合格した、ばらつきのない製品が,組合の管理のもとで安全に保管されるということが,他産地のそうめんとは違う、揖保乃糸の特色です。