瀬戸内の環境を守る連絡会30周年記念集会ご報告

2002年10月19〜20日  兵庫県明石市サンピア明石にて
02年6月15〜23日 サンフランシスコ湾岸環境調査の活動紹介展示。  手前に並ぶのは瀬戸内海誌バックナンバーで、貴重な文献の数々が残されており 今も購入され続けている。 02年7月開催 あわしま海とのふれあいフェスティバルの写真(元山裕雄さん提供資料)
瀬戸環連を語る会 30年間の活動歴史をふりかえって… そしてこれから…



2002年11月1日発行分 第158号 ニュース より抜粋

瀬戸内の未来を紡ぐ
瀬戸内の環境を守る連絡会結成30周年記念集会のご報告(10月19〜20日 於:サンピア明石)

瀬戸環連事務局長  小沢秀造

 今年は瀬戸環連結成30周年ということで、7月には香川県の粟島で海とのふれあいフェスティバル≠開催し、6月にはサンフランシスコ湾岸調査を行ない、10月に記念集会と続きました。関係各位のご協力には、ただ感謝するばかりです。
 全労済から援助を受け、サンフランシスコ湾と大阪湾の環境保全実態と保全条令の比較調査も、報告書『二つの湾の物語』として10月19日記念集会当日に発表することが出来ました。
19日(土)は、記念シンポシンポジウム「日米湾岸比較調査をふまえた瀬戸内の過去・現在・未来」が持たれました。基調報告は、環境カウンセラーの小山英二さんから、瀬戸環連の歴史を踏まえた厚みのあるものでした。後、2つの分散会でそれぞれ熱心な討論が交わされました。海を守るために山の保全をどうするか、明石の大蔵海岸開発の問題点の指摘、サンフランシスコ湾調査の教訓について、又、瀬戸内の島の活性化の課題、吉野川の運動の教訓など、いろいろな議論が活発になされました。夜からは兵庫ケール健人の会と関係者の皆様のご協力により、自然食パーティーが行われました。自然の材料で手作りされたご馳走を堪能しながら、参加者同士交流しあいました。
 20日(日)は、9時より瀬戸環連の2002年度総会がありました。NPO法人登録が求められており、かなり組織運営も変わりますが、さらに活発に活動したいものです。  9時半からは、滋賀大学学長の宮本憲一先生より、 『環境再生と維持可能な地域 −瀬戸内地域を中心に−』と題した記念講演がありました。先生が先駆的に、堺など大都市のコンビナートが地域のために貢献していないことを明らかにしたこと、それが近隣諸国でも評価されていることなどのご報告から始まりました。(公害を垂れ流している企業が、地域に貢献していないことを事実を持って示したこと、私がその本を読んだのが20才代でしたが、強い印象をもったことを今も覚えております。すごい学者がいるものだというものでした。余談です)。宮本先生の視点が、その公害被害の地域を見つめるということが原点であるように思います。その告発に止まるのではなく、環境回復まで視野に入れるというものです。公害認定患者は被害のピラミッドである、その末広がりにいろいろな被害があるということです。そのピラミッドを、被害のない状態に回復することの課題があります。瀬戸内の問題も、家島の運動などを回顧しながら磯渚の回復まで展望してご講演いただきました。講演後は、参加者から積極的に出された質問等の発言へも、答えて頂きました。
 その後、集会アピールを採択し、記念集会終了後は、思い出を語る会≠行ないました。瀬戸内の運動のベテランの方に、大いに語って頂きたいとの企画でした。大いに語って頂きました。若い人にどう運動をつなぐかなどの活発な議論でした。
 参加者は、19日57名、20日63名(準備協力者の十数名除く)でした。
30周年記念行事へ募金を寄せて下さった方々、実行委員はじめ準備にご協力頂きました方々や当日スタッフで応援下さった方々、そして参加者の皆様、本当にありがとうございました。

★ 記念集会の各行事横断幕の作成(泊 満春さん)
★ 記念集会当日スタッフ応援
 (吉井麻衣さん・川路政行さん・川路清子さん・山本美嗣さん)
★ 集会プログラム名刺広告提供者の皆さま
★ 兵庫ケール健人の会 様

・・・・・ その他本当に大勢の方々にお世話になりました!!