・・・ 人と自然との共存を求めて ・・・

瀬 戸 環 連 か ら の


 私たち「瀬戸内の環境を守る連絡会」は、1972年、瀬戸内沿岸11府県 (和歌山、大阪、兵庫、岡山、広島、山口、福岡、大分、愛媛、香川、徳島)の住民団体と科学者などによって結成されました。
世界でも有数の多島海で、日本の国立公園に指定されている景勝地瀬戸内海は、第二次世界大戦後の急激な工業化によって汚濁が進行し、1960年代は死の海に近い状況にまで追いつめられていました。
 そこで沿岸住民は美しい瀬戸内海を取り戻そうと公害反対の運動に立ち上がり、日本科学者会議の研究者や医師、弁護士、漁業者等も住民と一緒になって瀬戸内保全のために立ち上がりましたが、その中で結成されたのが「瀬戸内の環境を守る連絡会( 略称:瀬戸環連 )」です。
瀬戸環連は、「瀬戸内海環境保全臨時措置法」の立法運動取り組み、PCB汚染、三菱重油流出による汚染、海岸埋め立てなど、その時々の重要な問題に対して抗議や提言を行い、瀬戸内保全のために尽力してまいりました。
毎年住民集会を開催し、ニュースや機関誌を発行し、各地の環境を守る運動の支援などに取り組んできました。
今日、瀬戸環連は、海の汚染問題にとどまらず、沿岸の海岸線の保全など自然保護の領域にも活動の範囲を広げています。

自然と親しむ潮干狩りやヨットなどのレジャー、スポーツにも取り組み、また自然で安全な食品をめざす消費者運動の分野にも取り組みの輪を広げつつあります。
そして、瀬戸内全域の公害問題と環境問題および自然保護運動に広く関係し、自然保護の総合的な運動体に発展しつつあります。

現在 瀬戸環連は、個人会員とともに住民団体や研究者団体、労働組合などの団体から構成されており、その範囲も瀬戸内沿岸12府県(高知県も含む)にとどまらず全国におよんでいます。
環境保全と自然保護の問題は、今日世界的な規模で真剣に取り組まなければならない課題であり、私たちは世界の環境保護運動とも交流・連帯を重ねてきました。
私たちが経験してきた深刻な公害被害を再び引き起こさないために、公害規制を強化し、環境保全と自然保護を一層強めるとともに、教育や健康、街づくり、文化の問題にも視野を広げていきたいと考えています。
趣旨に賛同される皆さん方のご入会を心から歓迎いたします。

[私たちも呼びかけます]
瀬戸環連代表幹事森滝 健一郎 (奈良大学教授)
河野 通博 (岡山大学名誉教授)
二宮 淳一郎 (別府大学名誉教授)
〃 事務局長小沢 秀造 (弁護士)