目次
▼第25回瀬戸内シンポジウム in 山口
▼「2つの湾の物語」 ―サンフランシスコ湾と大阪湾―
▼エコエッセイその11
▼インフォメーション
┣瀬戸内の環境を守る連絡会
┃ 結成30周年記念集会
┣自然再生推進法∴トについての学習会
┃ みんなで考えたい
┗河川清掃活動(明石川河畔にて)








第25回瀬戸内シンポジウム in 山口

2002年8/31(土)・9/1(日)  於:山口県セミナーパーク(山口市秋穂二島)

(写真)第25回瀬戸内シンポジウムin山口にて、サンフランシスコ湾岸 環境調査活動の紹介ポスターを説明する五島事務局次長(奥)、 手前はJSA大阪支部の岩本智之氏

 日本科学者会議瀬戸内委員会・瀬戸内の環境を守る連絡会共催の『瀬戸内シンポジウム』も今回で25回目を数えました。「21世紀の瀬戸内の保全と再生 −安全な暮らしを求めて−」平和・安全、地域起こし、瀬戸内法と環境 をシンポジウムのメインテーマに開催されました。3日間の予定で現地事務局スタッフが準備を進めて下さったのですが、前日からの台風の影響で船が出港できず、2日目午後から3日目にかけ予定していた現地見学会(祝島と原発予定地周辺)はやむを得ず中止となり、2日目に車で海岸の見学会に変更となりました。シンポジウムは予定どおり行われました。

全体のプログラムは、第一日目の最初に、瀬戸環連幹事会を行ない、13時から、福田 宏氏(岡山大・農)による基調報告『タイムスリップ・タイダルフラット〜内湾性貝類の最後の楽園・周防灘は今〜』の特別講演がありました。有明海にしかいないといわれたクロヘナタリが発見されたとか、小さなカニに寄生するガンヅキなど豊かな周防灘の紹介、中国電力のアセスが貝類の調査や評価において誤っていたことなどすばらしいものでした。肉食性の巻貝が有機スズにより性の混乱が起こっており、生存の危機にさらされていること等のなまなましい紹介もありました。
原田直宏氏(山口カブトガニ研究懇話会)からは、招待講演として『山口県のカブトガニの現状2002』、口頭発表として、中山 充氏(香川大・法)より『瀬戸内法の課題』、また 瀬戸環連事務局次長の滝野秀男氏が『瀬戸内海の全海域と沿岸域を対象として世界遺産登録を実現させよう』、斎藤昌彦氏(JSA山口)が『山口県瀬戸内沿岸調査(中間報告)』の報告がありました。夕刻からは懇親会が行われ、又、19時半からは瀬戸内委員会が開かれました。

第2日目は、山本晴彦氏(山口大・農)より『山口県周防灘沿岸地域における海象観測と潮汐情報の現状と課題』、岩本智之氏(京大原子炉)の『関西国際空港の環境と財政の現状』、後藤隆雄氏(JSA兵庫)から『21世紀,持続可能社会へのゴミ問題プラスチック廃材のサーマルリサイクルはリサイクルと言えるか?』と発表が続き、招待講演として大成博文氏(徳山高専)による「水産養殖業の復興と海洋環境浄化におけるマイクロバブル技術の役割」という興味深い報告がありました。

会場では、ポスターセッションも行われ、瀬戸環連の五島康治事務局次長が6月にサンフランシスコ湾岸を訪問調査した際の『この目で見,聞き,学んだ Save The San Francisco Bay』を、青木敬介氏(播磨灘を守る会) 『瀬戸内法の改正で埋立禁止の実現を』等の発表がありました。瀬戸環連事務局からの滝野秀男さん瀬戸内海と沿岸域を世界遺産に登録しよう≠ニの報告は、条約や現行法制を紹介しつつ夢があふれたものであり、その場で賛成の意見もあり注目されていました。また、五島康治さんのサンフランシスコの調査の報告もポスターセッションの報告も注目されました。

午後から、全体会・概要報告、アピール(第25回瀬戸内シンポジウム山口宣言と、上関原子力発電所建設反対特別決議の2案)が 参加者の拍手により採択され、閉会となりました。実行委員長の溝田忠人さん、事務局長の山本晴彦さん始め現地の皆様には、大変お世話になり、紙面を借りて心から感謝を申し上げます。






10/19出版予定!

「2つの湾の物語」 ―サンフランシスコ湾と大阪湾―

この目で見、聞き、学んだ Save The San Francisco Bay
瀬戸環連はこの6月15日から9日間、アメリカ・サンフランシスコ湾の環境実態調査を行いました。その報告書を10/19〜20の瀬戸環連30周年記念集会時に発刊する予定で現在作成中です。概要は次の3編から成り立っております。ご期待下さい。

1、 各NGOや行政機関でのヒアリング、ベイエリアの調査記録

2、 Bay to Bayの比較研究
2つの湾の物語―サンフランシスコ湾と大阪湾の埋立てー
日米「沿岸域管理」の誕生物語から何を学ぶか
復元・再生のあり方(法制度を含めて)
行政・企業・住民との関連からみた湾岸域環境保全運動
  そ の 他

3、 調査団員感想






エコエッセイその11
玉田 真知子

・・・・ オ キ ナ ワ ・・・・

 台風16号と一緒にオキナワに行ってきた。私にとっては初めてのオキナワだったが、いい印象というより、ネガティブな印象のほうが強かった。それは第2次大戦の時の悲しい運命と、かつて中国と日本との両方から税を課せられていたという又過酷な運命を、何故この小さな島ばかりが、たどらねばならなかったのか。そして私が帰ってきた日にも、米兵が高校生を車で引き逃げし、結局つかまったが、重症を負わせている。放っておいたら何をするか分からないような顔つきをして、車をとばしている米兵を、私はこっちの車の中から、見た。米軍基地の普天間飛行場に移転することに関しても、米兵が何をするかわからないという、その不安は島民が皆もっている。風紀が乱れるのは目に見えているのだ。 今、ラムサール条約に加えようと運動のおこっている泡瀬湿地も見てきた。海はさすがに東シナ海側のほうが美しいが、広い広い干潟がひろがる。が、私が「えっ」と思ったのは、その埋立されんとしている湿地の周辺も、前の前の知事の時に、意味もなく埋立てられた。だだっぴろーい、何にも使用されていない埋立地が漫然と存在するのである。畑にも、公園にも、なっていない。海をつぶして、一体なんのために埋めたのか。

案内してくれたタクシーの運転手さんによると、前の太田知事の時は米軍基地反対のかけ声は大きかったが、経済政策は何もなかったそうである。で島民は今度の長嶺知事を選び、経済政策を望んだわけである。
空港から国際通りまでモノレールが建設中であるが、モノレールなんてものは、よっぽどコンクリートだらけの街でないかぎり、周囲に溶け込むしろものではない。モノレールのところだけが突出して近代化されている。街にしたって、埃っぽく、あまり美しくない。そして観光客もあまり行儀がいいとはいえない茶髪の少年少女である。茶髪っつうのは、アメリカの文化に追随しているだけやないか?!?と私は毒づく。
本当の私の滞在していた北谷(一昨日ひき逃げのあったところだ)も、自然海岸を人工海岸にし、公園にしている。マンションや店が並んでいる。マングローブが植わっていたのもわざわざ伐採したらしい。

皆、口をそろえて言う。「米軍基地は地元の人には必要だ。何故ならお金を落としてくれるから。」そうかもしれないが、私はそのせりふを何度も何度も聞くたびに、だんだん腹がたってきた。んじゃ、自分らは殖民地になってもいいのかい?経済苦しいのは皆同じである。けど、やっぱり自立しないとダメなのではないか。補助金とか、上からふってくるお金をあてにするべきではないと思う。たとえきゅうり1本、トマト1本植えるのだって、自立経済の道をたどっているということだと私は思う。

オキナワには芭蕉という植物があって、それで着物の反物を作っている。1年に1本以下しか織れないらしい。又、芭蕉のじゅうたんをあるところで見た。絹かと思えるしなやかな繊維を何本もあわせてねじり、縦糸と横糸の太さを変えて織ってある。その手触りの良さ、しなやかさはペルシャじゅうたんにも勝っていると思った。数十万円の品である。又、月桃という植物があるが、その実には、消臭・抗菌作用があり、とてもさわやかな消臭剤である。葉は紙にできる。赤い実がはじけて中から種がこぼれている状態のものを部屋においても、そのさわやかな香りはあたりに充満する。そんなに、すばらしい製品があるオキナワで、なんで自治が勝ち取られないのか。
悲しい思いと腹立たしさをおぼえた旅だった。






 インフォメーション 

瀬戸内の環境を守る連絡会 結成30周年記念集会
 結成30年の記念行事として、下記のとおり記念集会を開催します。
瀬戸内保全のパイオニアとして活躍された長老のお話を聴く会や、当時の出版物や記念写真、貴重な記録の展示、記念パーティの開催、沿岸各地からの報告、『21世紀の瀬戸内像』についてのシンポジューム、そして世界の経済学者 宮本憲一・滋賀大学学長の記念講演等多くの企画を予定しています。
瀬戸内を愛する会員・読者のみなさんは全員集合してください。お待ちしています。

* と き   2002年10月19日(土)〜20日(日)
* ところ   明石市 サンピア明石 フロイデホール・会議室 他

  詳細は、HPでも案内していく予定です


○ 自然再生推進法∴トについての学習会  みんなで考えたい

10月臨時国会で成立させられる?! 狙いはゼネコンの新たな仕事づくり??

講 師 : 小沢秀造弁護士(東播中央法律事務所)
日 時 : 9月21日(土) 14時〜 
場 所 : 姫路市民会館・第1会議室 にて
主 催 : 播磨灘を守る会・公害なくせ播磨住民連絡会・環瀬戸内海会議
連絡先 : 播磨灘を守る会  電話07932−2−3657


○ 河川清掃活動 ( 明石川河畔にて )
日 時 : 10月12日(土曜) 明石駅改札口前 午前10時集合
      活動はお昼頃までの予定
申込み先: 瀬戸環連事務局( 担当:玉田 )まで
電話/FAX 078−911−7397
清掃後、EM菌(有用性有機バクテリア)を川にまく予定です。
※ 駐車場が無いため、お車でお越しの方は明石公園駐車場等をご利用下さい。
※ ゴミ袋はこちらで用意しますが、軍手をお持ちの方はご持参お願いします。




事務局会議のお知らせ (18:30〜) 見学自由
9/27(金)、10/8(火)、10/16(水)、11/5(火)

事務局ボランティアスタッフ募集中!(老若男女問わず!)