大谷川橋下部工事
淡路市大谷地区の国道28号線から生穂新島に渡る橋梁の台座を作る工事を行っています。
当工事箇所には兵庫県版のレッドデータブックで絶滅のおそれのある野生生物としてリストアップされているハクセンシオマネキやウミニナなどが多数生息しており、環境面への配慮を考慮しながら工事を進めております。
希少種保護の状況
(ネイチャー・アソシエイションの登日先生の指導により活動を進めました)
市職員・工事関係者等による移設作業(第1回目)
第一回希少種保護 |
第一回希少種保護 |
ハクセンシオマネキ |
ウミニナ |
工事範囲外へ放流 |
生穂第一小学校5年生による希少種救出作戦!(第2回目)
第3回・第4回の夜間作業
詳細は希少種保護対策概要図をご覧下さい
現在までの仕事の流れ
(希少種の移設が完了し、工事を開始しました。)
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下部工事工事完成
大谷川河口橋梁工事に伴い多自然型工法を採用(2007年2月淡路市から発表された記事を引用)
当初は、大谷川の護岸には市販のポーラスタイプのコンクリートブロックを採用する予定であったが、工事着手前の自然環境調査で県のレッドデーターブックに掲載されている20種を超える希少生物が発見されたため移転作業などを実施したが、より積極的な保全対策として、ネイチャー・アソシエイション自然環境研究所(代表 登日 邦明)の協力を得て、工事の際にこれらの生物に配慮するだけでなく、工事後は元の状態を上回る生息環境を創出するために、設計を一部変更しました。
@左岸の護岸を30mにわたり市販のコンクリートブロックから自然石を利用した「かごマット工法」に変更しました。これには工事前に確認されたカニや貝だけでなく小型の魚類を含む多様な生物の生息空間を確保する意図があります。
A左岸の河床の一部に、水路橋の新島側護岸側の工事で撤去された「捨石」を配置しました。これは流路に多様性をもたせ、より多くの生物の生息空間を創出すると同時に、水質を向上させる目的もあります。
B右岸の護岸については、多自然型ブロックを使用しました。河床付近には魚巣空間を設けるなどカニ類・魚類の生息空間の確保に配慮しました。また、このブロックには、客土層があり植生効果が非常に高くなっています。
このように、これらの工法は単に希少種の保護や生物の生息空間の多様性を確保するだけでなく、河口周辺は勿論、水路や隣接する生穂漁港の水質を向上させることも視野に入れたものです。
また、淡路市としては、完成後は市内の小・中学校の環境教育の場としても有効に活用する予定です。
工事完了後(2007年7月)の護岸周辺の様子
建設工事と自然環境の保護とは、相反する側面が多く今回の工事は、非常に難しい面が多々ありました。
しかし、工事が終わって保護したカニ類や貝類、また小魚が工事完了後の現場に多数生息している状況を見ると少し安らぎを感じました。
2007.9 工事完了後の調査に基づく新聞記事