運転免許証を取得する為には先ず「教習所」に通わなければならない。

御存知だとは思うが教習所に通うには莫大な金と暇が費やされる



ところが・・・・・だ。



教習所に通わずして免許を取れるシステムがある

それが俗に言う



「飛び入り試験」



ってヤツですね。




手早く、しかも低コストで免許証がゲット出来るので

試験場には何時も数多くの受験者で満ち溢れている。

特に大型免許なんかはこの飛び入り試験の人が多いですね。


さて、


今を去ること数年前、その中にある1人の男の姿があった

その男の瞳には熱い炎が燃えており、全身からは只ならぬオーラを発生していた。

そいつは己の運転技術だけを武器に試験場と言う

未知の大海原へと挑戦状を叩き付けた勇敢なるチャレンジャーである








その男の名は



















KENT
(笑)
















そーなんです!


ぢつは俺大型免許保持者だったんです

(別に自慢するほどの事じゃないけど・・・・)



何故俺が大型免許を持っているのか?

別に今は特別必要って訳じゃ無いんだけど・・・・・・





飛び入り試験って言うのが良いじゃないですか!





己の持つ運と実力を試すのには正しく絶好の場所だとは思いません??

そんな訳でチャレンジして来たのだが

結果は


















高い旅費使って5回行って来ましたね
(笑)

それでも教習所に通うより遥かに安いぞ!←ちょっと自慢だ。
















何せ俺は5回も行ってる

同じ所に5回も行けば粗方の事は判ってくる。

言い方を変えれば試験場のプロって事では無かろうか?

では自称プロが体験した、愛と感動の免許取得までの道のりを紹介しよう。











先ず第1に














試験場に行く

(笑)←でもこれが大事なんだな・・・・






そして申込み用紙に住所、氏名を記入し提出する

のだが

この用紙は粗末に扱ってはいけない。何故かと言うと

合否欄が1番下に付いているのだ!

確か10回までは行けたと思うが、たまたま同じ日に試験に参加した人の中には

これが3枚綴りになっているツワモノもいたのには驚いたがな。
(笑)


そして次のステップは意外に難関となる



深視力検査



だ!


これは箱の中に3本の真直ぐな棒の立っており、真中の1本が前後のスライドする

仕組みになっている。そしてその移動する真中の棒が動かない横の2本の

棒と並行になった時に手元のスイッチを押す。

これを3回繰り返し、真中の棒が止まった誤差の範囲が・・・・・




わ、忘れた。

何ミリだったけかな??( ;^^)ヘ..

とにかく3回棒が揃えば合格なのだ!



文字にすると「なんだ簡単じゃん!」と思われそうだが結構難しいんすよ。
(笑)

なんせ話には聞いてはいたが実物にはお目に掛かった事が無いので

不安が過ぎる。もしこれで落ちたらどうしよう??

あぁ、不安や・・・・・・・!

むっちゃカッコ悪いやろなぁ、試験のコースにも出ないで失格なんて。

何としてでも受からねば。







しかし俺はそんな不安を他所に


前の受験者が深視力検査を受けている時に気が付いたのだった。


この難関を乗り切る秘策を!!




その秘策とは



深視力検査をする機械の横に行った時に聞こえるんですよね

真中の棒が前後にスライドする時のモーター音がね。




うおぉぉーーーラッキ!!他のヤツには教えないでおこう。ライバル少ない方がいいもんね(小声)




俺は必死に前後するモーター音を聞き、スライドするであろう棒が丁度真中に

来るタイミングを計った。




















フッ、完璧や!これで
合格はもらったも同然だぜ
(高笑い)

















試験官が俺の番号を呼ぶ。さっきまでの不安がウソのみたいに今は落ち着いている

よっしゃ、一発決めたるか!

俺は深視力検査機に座り中を覗いた。

フンフン、確かに3本棒が立ってるな、でも棒を直視するのではなく

距離感が掴み難い様に鏡に写した状態にしてあるのか。


だがそんな事は関係無い、俺には秘策があるのだ。






さぁ、いつでも来やがれってんだ!






意気込む俺を他所になかなか試験がスタートしない

どないなっとんねん??


時間にしてホンの数秒だが長く感じたぜ。

早よせんかいな試験官さんよ〜(←余裕)

そんな俺の異常に気づいたのか傍にいた試験官が






















どうしました?
もう始まってますよ














の一言が・・・・・・



へっ、ウソ?????








ああーーっ!?ホンとだ!

なんてこったい!
よーく見りゃ動いてるじゃねぇか
(滝 汗)











フフフ・・・俺が甘かったみたいだな。

さすがはハイテク装置や

実際座るとモーター音なんて聞こえないじゃ無いじゃないか

俺の負けだ!

こうなったら実力で行くしかねぇ!

運を天に任せ俺は3回スイッチを押した。


「ハイ、合格ですよ。」との試験官の声が。


やった!第1の難関をクリアしたぞ、本当ならここで小躍りして喜びたい所だが

考えたらまだ免許を取った訳では無いので自粛しておく俺であった。
(笑)

その後は合格者全員で構内での安全運転に関するビデオを無理矢理見せ見る。

ビデオ鑑賞の後はいよいよ実地試験なのだが

走行コースが8種類程あり、受験者それぞれの走るコースが異なるのだ!

しかも自分が当たったコースを暗記しておかなければダメなんです。

このコースは何回かは誤って走っても問題は無いんですが

教官の指示通り元のコースに復帰しなくてはいかん。

無論この間も試験中なので安全確認等を怠ると当然減点対象になるし、

コース間違いの回数が多いとそれで試験中止になるので

何としてでも頭に叩き込んでおかなければいかんのじゃ〜〜〜!!

試験の前にはコースを憶える時間が与えられる。

少ない時間でコースを憶える為に自分の足でコースを回るのだが

車だとホンの数分のコースではあるが

歩くと結構距離があるので大変なのである
( ;^^)ヘ..


そしていよいよ実地試験の開始だ!



だが心配は無い。何と言っても

この日の為に俺は大枚をはたいて

必ず受かる大型2種免許

と言う本を買って勉強しておいたのだ

・・・・・・・

だが何故2種免許なのか・・・






実は・・・間違えて買ったんです
(爆)



え〜い基本は同じ様な物じゃないか!気にせずに行こう(←開き直り)



その本によると先ず、名前を呼ばれて車に乗り込む時から試験が始まっている。

大型車両は後方視界の死角が大きいので

乗り込む前にトラックの後方を確認しておく



よし!後方確認OKや!



しかし・・・・・

確認を済ましトラックに乗り込んだ俺にイキナリ教官の激が飛ぶ











「君、何やってるの!?早くしなさい!

後がつかえているんだよ」









「ヘッ??」



何故だ!俺は本に書いてある通りに安全確認したのにぃ〜〜??

要するに必要なしって事なのね、さすがは2種免許の合格本だな(笑)

でもその後は教本通りだ。

シートとミラーの位置を合わせをし、シートベルトを締めて発進









した物の













3分程で試験中止となりました
(笑)













実地試験は100点から始まり、減点がー20点以内。

つまり80点で合格なんですが


この日の俺は

ギヤチェンジの必要性が無いのにクラッチとシフトに手を掛けていた

ー5点

安全確認忘れ←本人はしたつもりだったらしい

-10点

そしてトドメに脱輪・・・・試験中止



唖然



フン、ま、まぁいいさ。







どうせ今日は様子見がてらに
来たんだ
気にしてないぜ!










命一杯の強がりでした!
(;>_<;)ビェェ〜〜〜ン


そして2回目のチャレンジ

だがこの日はすこぶる



腹の具合が悪い
(冷汗)




うおぉぉぉぉ・・・・・気を抜くと

今にも出そうだぁ!(←きたねぇつ〜の!)




当然集中力に欠けこの日も不合格

試験終了後、試験場のトイレに

大きなウンを落として来てやったわい
(笑)


そして3回目

折りしも季節は「真夏」

容赦無く照り付ける太陽に反射するアスファルト!

コースの下見中に軽い日射病状態に陥りダウン寸前

気力だけでコースを回る

この日は無事完走した物の・・・結果は不合格。

なんでやねん??


そして4回目

そろそろ正念場だ・・・・・気を引き締めて掛からねば。

これ以上落ちると職場や友達連中からバカにされそうだわい(^^;; ヒヤアセ


よっしゃ!気合入れるぜ!!

この日も無事完走

今日は自信があるぜ、何てったって4回目だからな(笑)

さぁ、教官さん言っておくれ


合格ですよ

と。

心の中では既にガッツポーズを決めている俺であった。

しかし俺の期待を裏切るかの様に「不合格」の死刑宣告が・・・・・・・

うぉぉぉーーーなぜだ、なぜなんだぁ!!??

一体俺の何が悪いと言うのだ。





まさか












試験直前に

教官の懐に賄賂の入った封筒でも
渡さねばいかんのかぁ!?

↑ウソですよ。



余りに不合格が続くと人間イケナイ方向に考えが行くようだ
(笑)


一体何度目で飛び入り試験をクリアすればいいのだろう

友人からは5回位でに取れれば普通じゃないか?

とは聞いていたが、

次で5回目だからもう後が無い・・・・・あ、焦るぜ!


しかし試験場で知合った不合格者仲間から良い情報を貰ったのだ



それは



教習所で大型教習をしている所であれば有料ではあるが

練習でコースを走らせて貰えるらしいのだ!

これを利用しない手は無い

早速俺は教習所にアポを取り、練習日を決めた

練習は50分8000円(だったと思う)

まぁこれで合格すれば8000円なんて安いもんだ

よし、これで思う存分トラックに乗れるぜ♪早速練習だぁ!

教官付きだから本番さながらの練習が出来るのが教習所の良い所だ

先ずは教官の指示通り実地試験を意識したコース取りで走る

走り終えた所で俺は教官に聞いた


「どうですかね、次は受かるでしょうかね?」

教官は腕組みしたまま首を捻り、こう答えた

「運転が全体的に硬いですね、今までにトラック乗った事はあるんですか?

余り内輪差を考えていませんね。それに安全確認も動作が小さい。これじゃダメですよ」



・・・・・そんなに酷いのか俺の運転って??( ;^^)ヘ..

多少なりとも運転に自信はあったんだけどなぁ

このやり取りでもう俺のプライドはズタズタである
(笑)

しかし50分もトラックに乗っているとさすがに乗り方も判って来る。

一番の問題であった車両感覚も充分に養った(つもり)

練習後半ではそれこそ見違える程スムーズに運転していた筈だ。



練習タイムが終わりに近づいて来たのでもう一度教官に俺は尋ねた



俺:「これで行けますかね?」


教官:ニッコリ微笑んで

ま、まぁ頑張って来て下さい!


と、心強い返事を頂いた。

ちょっと返事に困っていた様に見えたのは俺の気のせいだろうな、きっと!


そして運命の5回目が遂にやって来た

う〜〜ん緊張するぜ

名前を呼ばれトラックに乗り込む。確認事項にぬかりは無い

よし、出発〜〜〜♪

よしよし、調子いいぞ

今の所はノーミスの筈や!!

横に乗っている教官に動きは無い

縦列駐車、坂道発進、踏み切り

そして1番やっかいな信号も今日はタイミング良く全て青か赤だ

黄色はややこしくてイケナイ( ;^^)ヘ..

よっしゃあ!もうすぐゴールや



あれ?ひょっとして今日の俺ってまだノーミス??

この時の気分はまるで

















ノーヒットノーランを
目前に控えたピッチャー











の如し!

完全試合は目前だ・・・・・・・・これが結構プレッシャーになるんですよね

俺の脳裏には過去4回の試験が走馬灯の様に流れる

苦しかったよなぁ・・・・辛かったよなぁ
(T-T)

そんな努力が今正に報われんとしている

それも完全試合と言うパーフェクトな形で・・・・だ。


後はあの交差点を美しい弧を書いて決めれば終わりだ。

今俺が乗る試験車両No・2が最終コーナーに突入する

遂にゴールだ。


教官が何やら試験表にチェックを入れている

いよいよ合否発表だ






教官:「ハイ、ZETECさん合格80点ですよ」











ギリギリ合格かい!
誰やノーヒットノーランや
ゆうたのは!!






まぁ、合格は合格や!受かれば良し!!

車を降りて俺は思わず「ガッツポーズ」してしまった


その後落ちた人から敵意に満ちた目で見られたのは言うまでも無いがな
( ;^^)ヘ..




はぁぁ・・・・よく受かったなぁ




白状するが、実は俺・・・・・

大きなトラックは広い場所で何回か乗った事があるだけだったのだ

全く持って俺ってチャレンジャーやな

滝 汗







こんな俺だが実は・・・・・・























一発合格
を狙っていたとは
口が裂けても言え無ぇな

今にして思えば無謀でしたよね
(笑)